2025最新!VLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生する方法全面解説

更新日: 2024年12月06日

VLCメディアプレーヤーは、動画、音声、DVD、ブルーレイなど幅広いメディア形式をサポートする無料の多機能メディアプレーヤーです。しかし、VLCを使ってブルーレイディスクを再生する際、特に市販やレンタルのコピーガードが施されたブルーレイディスクの場合、「このブルーレイディスクはAACSの復号ライブラリが必要ですが、あなたのシステムにはインストールされていません」といったエラーメッセージが表示され、再生できないことがあります。

このエラーは、ブルーレイディスクに施されたコピー保護(AACSやBD+)が原因で発生します。これらのコピーガードは、不正コピーを防ぐためにディスク内の映像データを暗号化する技術です。そのため、VLCでBlu-rayを再生するためには、AACSやBD+に対応する復号ライブラリをインストールする必要があります。

この記事では、VLCでブルーレイを再生するための具体的な方法を紹介し、再生できない場合の対策方法についても詳しく解説します。さらに、VLCを使わない代替のブルーレイ再生ソフトも紹介し、最適な視聴方法を提案します。

VLC ブルーレイ

1、VLC Media Playerでブルーレイを再生できない?原因と対処法をまとめ

ブルーレイディスクは著作権保護されており、VLCは一般的にブルーレイディスクの著作権保護を解除する機能を持っていません。そのため、ブルーレイディスクを再生することができません。また一部のユーザーは、VLCの設定ミスや必要なプラグイン・コーデックの未インストールが原因で、ブルーレイの再生に問題が生じることがあります。

VLCでブルーレイを再生できない場合、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。これからそれぞれの意味と対処方法について説明します。

1、「このブルーレイディスクはAACSの復号ライブラリが必要ですが、あなたのシステムにはインストールされていません」:AACSはブルーレイディスクのコピー防止技術です。システムにAACS復号ライブラリがインストールされていないため、再生できません。この場合はlibaacsというライブラリをインストールして、AACSの復号を有効にすることをお勧めします。

2、「このブルーレイディスクはBD+の復号ライブラリが必要です。あなたのシステムにはインストールされていません」:BD+はブルーレイのコピー保護技術で、システムにBD+復号ライブラリがインストールされていないため再生できません。この場合はlibbdplusをインストールし、BD+復号機能を有効にします。

3、「AACS構成ファイルに有効な処理キーが見つかりません」:AACS復号にはキーが必要ですが、システムに有効なキーがありません。この場合はKEYDB.cfgという設定ファイルを取得し、適切なキーを追加します。

4、「AACS構成ファイルがありません!」:AACS復号に必要な構成ファイルが見つかりません。この場合はKEYDB.cfgというAACS構成ファイルを手に入れて、システムに追加します。

5、「このブルーレイディスクはメニューにJavaが必要です。システムにJavaが見つかりません。このディスクはメニューなしで再生します」:一部のブルーレイディスクはJavaを使用してメニューを表示しますが、システムにJavaがインストールされていない場合、メニューなしで再生されます。この場合Javaをインストールします。

6、「VLCはMRL ‘bluray:///X:/’を開けません。詳細はログを確認してください」:VLCが指定されたブルーレイディスクのパスを開けません。この場合パスを確認し、ログファイルを確認して、エラーの詳細を把握します。

7、「VLCはブルーレイの読み込みを維持しますが、何も表示されません」:VLCはブルーレイディスクを読み込んでいますが、コンテンツが表示されない場合に発生します。解読ライブラリや設定を確認し、必要なファイルが正しくインストールされているかチェックします。

これらの複雑な状況を避けるため、暗号化されたブルーレイを再生できる他の再生ソフトウェアを使用するか、ブルーレイのコピーガードを解除してVLCで再生できる形式に変換するブルーレイリッピングソフトを使用することをお勧めします。

コピーガード付き&なし全対応|VLCでブルーレイを再生する方法

VLCの公式サイトでは最新のVLC 3.0バージョンがリリースされていますので、PCでブルーレイを再生する際は、できるだけ最新バージョンのVLCを使用してください。次に、VLCメディアプレーヤーを使ってコピーガードなしとコピーガード付きのブルーレイを再生する方法について説明します。

ご注意:VLCを使用するには、64ビット版のWindows環境が必要です。

VLCでコピーガードなしのブルーレイを再生する方法

VLCメディアプレーヤーは自作、暗号化されないのブルーレイフォルダ、ブルーレイディスクを直接に再生できます。お使いのパソコンに公式サイトからVLCメディアプレーヤーをインストールして簡単に使用できます。では一緒にVLCで自作ブルーレイまたは暗号化ないのブルーレイを再生する手順を見ましょう。

ステップ1公式サイトから最新バージョンのVLCをダウンロードします。ブルーレイディスクをパソコンのドライブに挿入してください。もしブルーレイフォルダまたはISOファイルの再生には、直接にVLCを起動してください。

VLCをダウンロード

ご注意:ホームページで「ダウンロード」ボタンをクリックすると、英語の画面が表示されます。英語が苦手な人には、少し困惑するかもしれません。

ステップ2メニューの「メディア」> 「ディスクを開く」をクリックして、ディスク選択でブルーレイをチェックして、ディスクデバイスを参照して、右下の「再生」ボタンをクリックすれば、ブルーレイを再生できます。

VLCでブルーレイを再生

VLCでコピーガード付きのブルーレイを再生する方法

VLCで市販、レンタルのブルーレイを再生するには、AACSを解除できるプラグイン・プログラムを追加するする必要があります。VLCで直接に暗号化されたブルーレイを再生するために、下記にはプラグイン・プログラムを追加する方法を紹介します。

ステップ1まず公式サイトからVLCの最新バージョンをインストールします。コピーガード付きブルーレイを再生するには、AACSの復号ライブラリが必要です。以下のサイトにアクセスして、AACS復号ライブラリ(libaacs.dll)とKEYS DATABASE(KEYDB.CFG)をダウンロードします。もしブルーレイがBD+で保護されている場合、libbdplus.dllのようなBD+復号ライブラリも必要です。

プラグイン・プログラムを追加する

ステップ2ダウンロードしたKEYDB.CFGファイルを以下の場所に配置します。

  • Windows:C:\ProgramData\aacs\
  • Mac OS X:~/Library/Preferences/aacs/
  • Linux:~/.config/aacs/

ヒント: 「ProgramData」フォルダが隠しファイルとして設定されている場合があるので、隠しファイルを表示する設定を有効にする必要があります。

AACS復号ライブラリ(libaacs.dll)を、以下の場所にコピーします:

  • Windows:C:\Program Files\VideoLAN\VLC\ または C:\Program Files (x86)\VideoLAN\VLC\
  • Mac:VLCアプリケーションを右クリックして「パッケージの内容を表示」し、Contents/MacOS/libディレクトリにlibaacs.dylibを配置します。

ステップ3ブルーレイディスクをPCのドライブに挿入します。VLCメディアプレイヤーを開きます。メニューバーから「メディア」→「メディアを開く」を選択し、「ディスク」オプションで「ブルーレイ」を選択します。再生したいブルーレイディスクを選択し、「再生」をクリックします。

VLCでコピーガード付きのブルーレイを再生する

これで、VLCを使用してコピーガード付きのブルーレイを再生できるようになります。ただし、ブルーレイメニューや最新のコピーガード技術(特にBD+など)には完全には対応していない場合があるため、再生に問題が発生することもあります。再生に問題がある場合は、他のブルーレイ再生ソフトを検討するのも一つの方法です。

VLCの代替に最適!4Videosoft ブルーレイプレーヤーでブルーレイを再生する

VLCにプラグイン・プログラムを追加して再生する方法は少し手間がかかる場合があります。そこで、VLCの代わりに、暗号化されたブルーレイを直接再生できる別のメディアプレーヤーをご紹介します。

このメディアプレーヤーは4videosoft ブルーレイプレーヤーと言うソフトです。このソフトはVLCのような複雑な操作なしで自作、市販、レンタルのブルーレイを簡単かつ無劣化に再生できます。ブルーレイだけでなく、DVD、4K、HD、MP4、ISOファイル、IFOまたはVOBファイルを直接に再生できます。このブルーレイ再生ソフトAACS、BD+、リージョンコードなどに対応していて、海外のDVDムービーも再生することが可能です。

4Videosoft ブルーレイプレーヤーは、VLCよりも簡単にブルーレイディスクを再生でき、追加の設定やプラグインなしでコピーガード付きのディスクも再生可能です。また、ブルーレイのメニューやインタラクティブ機能にも対応しており、DVDや4K、ISOファイルなども無劣化で再生できます。

ブルーレイ再生ソフト「VLC」と「4Videosoft ブルーレイプレーヤー」の全面比較!

ブルーレイ再生ソフト VLCメディアプレーヤー 4videosoft ブルーレイプレーヤー
使いやすさ ★★★ ★★★★★
ブルーレイ再生対応 対応(プラグイン必要) 対応(追加設定不要)
コピーガード(AACS、BD+)対応 対応(設定とプラグインが必要) 完全対応
リージョンコード対応 対応(設定が必要) 完全対応
再生可能メディア形式 Blu-ray、DVD、CD、MP4、AVI、MKV など Blu-ray、DVD、4K、HD、MP4、ISO、IFO、VOBなど
画質対応 高画質再生(設定に依存) 高画質再生(フルHD、4K対応、無劣化)
追加設定の必要性 必要(プラグインと設定) 不要(すぐに再生可能)
ブルーレイメニュー対応 限定的(メニュー機能がない) 完全対応
動作環境 Windows・Mac・Linux Windows・Mac
デメリット 高画質のブルーレイ再生において、ハードウェアや設定によってはパフォーマンスが不安定な場合があり、映像や音声に遅延が生じることがあります。 主にWindowsとMacに対応しているため、他のOS(例えばLinux)では使用できません。

Blu-rayをVLCで再生できる動画にリッピングする

そもそもVLCは暗号化を解除する機能を持っていないので、市販やレンタルブルーレイを再生することが無理になります。VLCでコピーガード付きのブルーレイを再生するには、4Videosoft BD-DVD リッピングでブルーレイをVLCの再生できる動画にリッピングして再生するのも一つの方法です。4Videosoft BD-DVD リッピングは専門なブルーレイリッピングソフトで、AACS、BD+などのコピーガードを解除でき、ブルーレイをMP4、MKV、MTSなどの動画に変換でき、またブルーレイから音声を抽出してMP3、AACなどのオーディオに変換できます。

よくある質問(FAQ)

質問 1. ブルーレイのAACSを解除したら違法になりますか?

AACSの解除は私的視聴目的のみであれば解除しても違法にはならない。しかし、これを私的複製目的で解除すると違法となります。

質問 2. VLCでブルーレイの音が出ないのはなぜですか?

VLCでブルーレイの音が出ない場合、いくつかの原因が考えられます。ブルーレイディスクは、特定の音声コーデックを使用している場合があります。VLCがそのコーデックを正しく解読できない場合、音が出ないことがあります。また、VLCの設定が正しくない場合、音声が出ないことがあります。例えば、出力デバイスが正しく選択されていない、または音量がミュートになっている可能性があります。さらに、ブルーレイディスク自体に問題がある場合、音声が出ないことがあります。ディスクが傷ついていたり、汚れていたりすると、正常に読み取れないことがあります。

質問 3. VLCメディアプレーヤーでDVDは再生できますか?

VLCメディアプレーヤーはDVDを再生することができます。VLCは多くのマルチメディアフォーマットに対応しており、DVDもその一つです。通常、VLCをインストールすると、DVDを再生するための必要なコーデックや機能が含まれています。

まとめ

以上の内容には、VLCメディアプレーヤーで自作のブルーレイやAACSつきのブルーレイの再生方法と再生出来ない時の対処法を説明いたしました。VLCは汎用のプレーヤーツールとして多くのユーザーが愛用されていますが、ブルーレイ再生には設定が必要で、使い勝手がやや難しい面があります。またBlu-rayを再生する際、様々なエラーが発生しやすいことがあります。

その代わりとして4Videosoft ブルーレイプレーヤーを使用することをおすすめします。4Videosoft ブルーレイプレーヤーは、設定が簡単で、AACS付きのブルーレイや自作ブルーレイも追加の設定なしでスムーズに再生でき、ユーザーにとって非常に使いやすい選択肢です。ぜひ無料でダウンロードして利用ください。

佐藤 花音

編集者: 佐藤 花音  |  カテゴリ:メディアプレーヤー

更新日: 2024年12月06日

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